【署名ご協力のお願い】 優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(略称:優生連)では、国が放置してきた優生保護法の被害に対し最高裁判所に人権の砦として正義・公平の理念にもとづく判決を求める署名運動を始めました。
署名期間は、2024年3月末日までです。100万筆を目標に取り組んでいます。
ぜひ、広げていただいて、ご協力をお願いいたします。一人でも多くの方に、優生保護法問題について、関心を寄せていただき、署名にご賛同いただきますよう、お願い致します。
* オンライン署名はこちらから →
オンライン署名 ↓
同じ人が、両方に署名しないようご注意ください。
* 署名用紙はこちらからダウンロードできます →
署名用紙 印刷した署名用紙は、下記までお送りください。
優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会(略称:歩む兵庫の会)
〒650-0012 神戸市中央区北長狭通8-1-14 兵庫障害者センター内
TEL(078)341-9544
FAX(078)341-9545
【優生保護法被害と裁判について】1 優生保護法被害とは
(旧)優生保護法(1948~1996)は、障害のある人に対し、国が「不良の遺伝子を持つ」と決めつけて、子どもを生
むか生まないかを自己決定する権利を奪い、強制不妊手術を受けさせるという日本国憲法のもとで他に類をみない人権侵
害を是認してきました。
また、障害のある人に対する社会的な差別を助長し、いまなお、障害を持つ人達への差別感情の原因となり、障害を持
つ人への差別が止みません。
2 優生保護法裁判とは
(旧)優生保護法による強制不妊手術の被害者が、ようやく被害を裁判で訴えることができたのは、1996年に法律が廃
止されて20年以上が経過した2018年1月のことです。各地で提起されていった中に、兵庫訴訟もあり、当事務所でも、
藤原・大槻・吉江・大野が弁護団に名を連ねています。
これらの裁判では、2022年2月大阪高裁、3月東京高裁、2023年3月札幌高裁・大阪高裁(兵庫訴訟控訴審)で原告ら
が勝訴しています。しかし、2023年6月仙台高裁・札幌高裁では原告らが敗訴しました。これらの真っ向から二つに分か
れた判断は、現在、最高裁へと審理が移っています。
3 早期解決のために
原告らの勝訴判決が続いていた2023年3月28日に開催した「優生保護法問題の早期全面解決を求める3.28院内集
会」には、会場にあふれんばかりの人が集い、与野党議員が「早期の全面解決に力を尽くす」と約束してくれましたが、
その後の敗訴、上告を受けてか、現在は、動きが鈍っています。
原告や原告になっていない被害を受けた多くの方は、すでにご高齢で、一日も早い解決が望まれます。
ぜひ、この署名運動で社会を動かし、優生保護法問題を早期に全面解決しましょう!
それが、障害があってもなくても誰もが一人の人間として自分の考える幸福を追求していける社会への力強い一歩にな
ることを確信しています。
ご協力、よろしくお願い致します。