弁護士 吉江 仁子
■ 4月10日(土):15日目:夜間歩行
昨日、獣医さんに連れて行ってもらって、クルー君のおなかの赤みは、「急性湿疹」であるとの診断。周りの毛を剃ってもらって、毎日2回消毒と薬の塗布、抗生物質の投薬を1週間続けることとなり、残念ながら、訓練とご飯と排泄時以外は、常時「エリカラ」(4月8日の日記をご参照ください)着用令が発令されました。(舐めさせていると、舐めることに執着してしまって、傷が固まらず、長引くんだそうです。)
昨晩は、獣医さん(で毛を剃られたの)がよほどつらかったと見えて、病院から戻った後は、「エリカラ」も受容し、おとなしく寝たように見えたクルー君でしたが、午前4時頃、寝ぼけて暴れ出したので、ついつい、甘やかしてしまいました・・・。
今日一日、「エリカラ」を着用させていたおかげで、夕方には、じゅくじゅくしていた患部も乾いてきました。クルーは、「エリカラ」に、もう、なんとなく慣れてきた感じで、今は、違和感なく寝ている様子です。盲導犬の受容性と適応力には、ホント感心します。
さて、今日は、「いつものコース」を夜間歩行しました。
今晩は、空気がしっとりとしていて、昼間の乾いた空気に比べて、ワンコ的には、嗅覚がくすぐられる感じです。クルーは、普段と違う感じに、なんとなく浮き足立ってしまい、ネコちゃんに気を取られて、交差点を1回、停止せずに進行してしまいました。私自身はネコちゃんにも脇道に気づいていなかったので、クルーの集中力をちゃんとコントロールできるようにならないと、かえって危険です。
それでも、普段は、夜はぐっと視力が落ち、光るものと光るものをつないで道路の形状を予想してゆっくり歩行していますので、今日は、クルーと一緒に、昼間と遜色ないスピードで歩けて、嬉しかったです。それで、喜んでいたら、訓練士さんからは、もう少し、スピードを落とさないと、何かにぶつかった時の衝撃が大きいし、停止し損ねた時には大きく車道に出てしまう可能性があるとの指摘をいただきました。たしかに、そのとおりです。私も浮き足立ってしまっていたかもしれません・・・。
ということで、夜間歩行は、私にもクルーにも課題が残り、もう一度行うことになりました。