兵庫県神戸市にある法律事務所です。法律相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
usr.default.2/nav005.png-xsiz-190-ysiz-28-vtop
usr.default.2/nav008.png-xsiz-44-ysiz-58-vtop-turnusr.default.2/nav009.png-xsiz-42-ysiz-58-vtop-turnusr.default.2/nav010.png-xsiz-45-ysiz-56-vtop-turn
 
 
 
あいおい法律事務所
事務所紹介リーフレットはこちら
ご相談予約はこちらから
 
 
 
 
あいおい法律事務所 あなたの人生を、よりあなたらしく
Blog
あいおい法律事務所の弁護士によるブログです。
弁護士の日常やその時々の話題の話について綴っています。
2020-04-14 初めての共同訓練日記⑨
 
 
弁護士 吉江 仁子

■ 4月6日(月) 共同訓練日記:11日目:アイマスク

 二日ぶりのクルーとの対面。クルーは、大変歓迎してくれ、前足をあげて、私に抱きついてくるスタンディング・オベーション。
 しかし、これは、やり過ぎで、「ノー!」と私に叱られたのでした・・。
 
訓練士さんによると、特に、子犬は、母親の顔をなめて、愛情を表現するのだそうで、犬は、好きな人の(うふ)顔に、近づきたいんだそうです。それで、「私には、スタンディング、OK」にしてしまうと、もちろん、犬に「私だけ」が理解できるはずはなく、子供や高齢者に対して、つい、スタンディングが、、、ということになると、不測の惨事につながるので、スタンディングはいつでもどこでも誰にでも「ノー!」ということになるのだそうです。
 これからも、節度ある愛情表現を頼みますね、クルー君。

 さて、今日は、アイマスク歩行を行いました。
 これは、いつもの訓練コースの地図を、事前に頭に入れて、アイマスクをつけて、歩くというもの。もちろん、訓練士さんに同行してもらいますが、訓練士さんは、「あたたかく見守る」スタンスで、基本的には、頼ることはできません(もちろん、危険は回避してくれます)。

 訓練は、まず、苦手な地図を覚えるところから、始まります。いつものコースとは言え、脇道は何本か、いくつ目の信号を渡る、折れるなど、記憶記憶。
 次に、アイマスクを付けて、クルーにハーネスを付けます。お洋服は着せるとクルーの反応が鈍るので、今日は、なし。ハンドルを持って、歩行開始です。

 盲導犬は、「OK」が出たらまっすぐ歩く、交差点では止まる、というルールにしたがって歩きます。
 横断歩道のある交差点(事前に記憶)では、「おうだん」と言うと、横断歩道の縁石の際まで行って、停止します。歩道のない道では、「寄って」というと、隅切り沿いに少し奥へ入って、交差道路の際で停止します。
 そこで、よく音を聞いて安全を確認し、「OK」を出すとまたトコトコ歩き出します。方向転換するときは、左右90°もしくは180°反転の指示を出して、方向転換をし、「OK」を出すと、その方向に、トコトコと歩き出します。歩道橋のある交差点(事前に記憶)では、「かいだん」の指示で、歩道橋まで誘導して、一段目に足をかけて停止しますので、一段あがって「OK」で、一緒にあがっていきます。

クルーは、「OK」でトコトコ歩き出した後、数歩くらいで加速して、いわゆる普通の速度まであがり、交差点が近くなると減速する歩き方をします。この減速が、「おうだん」「よって」等の指示のタイミングを教えてくれて、実に歩きやすかったです。
それと、普段、自分でも見ながら歩いているときは、訓練士さんの言う「腕の力を抜いて、盲導犬に引かせる」という感覚が今ひとつわからないでいたのですが、ハンドルだけを頼りに歩いていた今日は、それがわかりました。クルーも、歩きやすいようでした。ま、言うなれば、「リアシートでは荷物になれ。」というのと同じ、ということでしょうか。

というわけで、歩き始めはともかくやがて不安感はなくなり、無事、公道を30分ほど歩き終えたのでした。第1回アイマスク訓練は、まずまずの成功だったと思います。

明日は、バス・地下鉄に乗ります。どきどき。