弁護士 藤原 精吾
2015年8月、真冬のニュージーランドにいって参りました。ここでは「
北向きでとても日当たりが良い宅地」とか、太陽が西から出て、東に沈む、など、日本と正反対のことがあります(これはウソ)。
国の総人口が424万人に対して羊が5000万頭、自然の美しい国です。面積は日本とほぼ同じ。国鳥キウイ(果物ではなく鳥類)、洞窟の天井がいっせいに光るツチボタルなど珍しいもので一杯です。
いえいえ、決して遊びに行ったのではなく、日弁連からニュージーランドの「人権委員会」及び「オンブズマン」活動の調査にいったのです。
人権委員会は裁判所とは別に、人権侵害の申告を受けて調査し、救済をする政府から独立した公的機関です。委員長の体格がすごく立派なので聞くと、伝統あるNZラグビーチーム、オールブラックスの選手で、日本にも遠征したそうです。写真でその大きさをわれわれと比べて見て下さい。
通訳をお願いしたのは、NZで弁護士歴25年の西村弁護士。大阪で高校教師をしていたのが、旅に行ったNZが気に入り、オークランドでロースクールに入り、ニュージーランドの弁護士資格を取って弁護士になったそうです。今や領事館や日本企業の顧問などを務める有名人です。
ブログがありますから、覗いてみて下さい。→
西村純一弁護士のホームページ西村さんがNZを気に入った理由の一つは、「正しい理屈が通る社会」ということです。
また、世界で初めて女性参政権を認めた国(1893年)、総督、首相、国会議長、最高裁長官のすべてが女性であったことも。弁護士会長も勿論そうでした。
日本はどうでしょうね。自然と環境と人権が守られる国、核兵器反対の国ニュージーランドにいっぺんいってみて下さい。